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【遊戯王】青眼デッキについて考える【第0回】

 みなさんこんにちは。ヤマヒロです。今回より遊戯王OCGにて私が愛用している青眼デッキについて、記事を書いていこうと思います。私のデッキ構築の備忘録として、これから青眼デッキを組む人の参考となるように、と考えています。

 不特定多数の人向けに文章を書くのが初めてであり、また、デッキ構築についてトライアンドエラーしながらの執筆となるので、乱文で読みづらく、不定期更新となることが予想されます。あらかじめご了承ください。

 

 

1、初めに

 これから記事を書いていくにあたって、青眼デッキの歴史について少し触れておきましょう。原作遊戯王DMにて海馬瀬人が使用した【青眼の白龍】。そのかっこよさに魅了された少年は私を含めて少なくないでしょう。遊戯王はよく知らないけど、【青眼の白龍】は知っている、という方も多いのではないでしょうか。まさに遊戯王を代表するカードの1枚であり、筆者を初めとして、多くのプレイヤーを遊戯王OCGへと駆り立てました。

 その強さは漫画内に留まらず、OCGでも度々環境に姿をあらわし、高いステータスを武器に獅子奮迅に活躍しています。

 最高打点で、出したら勝ちと言われた第1期。ストラクチャーデッキ『青眼龍轟臨』にて強化され、魔導・征竜に組み込まれた第8期。『SHINING VICTORIES』でテーマ化され、原作20周年記念映画の公開も相まって環境を制した第9期。この記事を読んでいる人には今更かもしれませんが、【青眼の白龍】は環境が変わる度に、姿を変え、形を変え、環境に顔を出しており、フレーバーテキストに記載の通り、その高い攻撃力で数多のプレイヤーを粉砕して来ました。2018年10月の『SAVAGE STRIKE』発売以降、2019年10月の制限改定で同パック収録の『守護龍アガーペイン』が禁止になるまで、ドラゴンリンクとして活躍していたのが【青眼】を環境で見かけた最後のタイミングでしょうか。

 環境の第一線を退いてからも度々強化を受けており、ユーザーだけでなく、KONAMIからも愛されたテーマとして今なお、多くのプレイヤーが青眼デッキの研鑽を続けています。

 

2、青眼デッキの現状

 さて、ダラダラと本筋に関わりのないことを書いているのも性に合わないので、早速本題位入りましょう。記憶に新しい2022年7月の制限改定にて、遊戯王OCGプレイヤーを震撼させる大改訂がありました。

 

   <水晶機巧—ハリファイバー 禁止>

 

 これは環境デッキ、ファンデッキの垣根を越えて大きな話題を呼び、Twitterトレンドの上位に食い込んでくるほどでした。展開の潤滑油として、必要パーツへのアクセス手段として、様々なデッキで採用されていただけに、多くのデッキがEXデッキ及び展開ルートの見直しに迫られました。青眼デッキも例外ではありません。

融合青眼(2022年6月以前)

※ガチまとめにて作成

gachi-matome.com

 

 これは実際に私が6月まで使用していたデッキです。既に使えなくなったデッキですし、今回の記事の趣旨とズレてしまうので、内容については省略させていただきます。

 さて、このデッキにおいて、ハリファイバーは二つの役割を持っていました。

  1. 『太古の白石』へのアクセス
  2. 『フォーミュラ・シンクロン』のS召喚

 1については、ある程度ほかでカバーできるのですが、2ができなくなるのは大問題です。

 次項でも触れますが、【青眼】というテーマはその高い攻撃力を活かしたビートダウンが得意なテーマです。一方で、現代遊戯王において重視される先攻での制圧は自テーマ内では不得手となっています。そこで、リクルートした『太古の白石』の効果で特殊召喚したレベル8ブルーアイズモンスターと、相手ターンにS召喚扱いで出した『フォーミュラ・シンクロン』で1枚ドローしながら『フルール・ド・バロネス』を出すことは【青眼】デッキにおける数少ない妨害効果持ちを場に送り出す手段だった訳です。また、『フォーミュラ・シンクロン』の着地時1枚ドローも、手札消費が激しい青眼デッキにおいて、3ターン目、4ターン目を戦う上で重要な役割を持っていました。

 2017年11月『LINK VRAINS PACK』発売以降、数多のデッキで必要とされ、役割を全うして来ましたが、その圧倒的な汎用性より、今回ついに禁止という名の牢獄に放り込まれました。4年間いろいろなデッキを支えてくれたことに感謝しつつ、その抜けた穴をどうやって埋めるのか、考えていかなければなりません。

 

3、青眼デッキの強み・弱み

 本項では、【青眼】というテーマの強みと弱みについて、書き起こしていきます。文章として可視化することで、今後デッキを組むにあたって、そこを補助するカードを探しやすくなるはずです。ここでいう【青眼】テーマとは、

  1. ブルーアイズモンスター及びその派生系
  2. ブルーアイズモンスターをテキストで指定している
  3. 2のカード群をテキストで指定している

 このいずれかに該当するものになります。この定義によると、採用率が高い『ドラゴン目覚めの旋律』や『竜の霊廟』、『蒼眼の銀龍』はテーマに含まれない事になりますが、本項では【青眼】テーマの強み・弱みを見つけることが目的ですので、ご容赦ください。下がテーマの一覧です。

【青眼】テーマ一覧

 上記を見た上で、【青眼】というテーマにおいての強み、弱みを文章化していきます。

・強み

  • 高いステータス
  • 豊富なサポートカード

・弱み

  • 妨害効果に乏しい
  • 展開力、盤面を返す力が弱い
  • 継戦能力に欠ける
  • 手札事故を起こしやすい

 

 これはあくまでも私の主観によるものであり、こうではないか、という意見についてはコメント等で教えてください。

 【青眼】というテーマは下級モンスター及び魔法罠で展開補助し、【青眼の白龍】及びその派生系でビートダウンを狙っていくのが基本戦術となります。レベル8以上のドラゴン族モンスターは高い攻撃力と耐性を併せ持つものもおり、それらで強力に攻め立てていくのを得意としています。

 しかし、環境が悪い。高速化した現代遊戯王は展開のついでに耐性をすり抜けた除去が飛んでくるのは当たり前、先攻で邪魔できなければ盤面を制圧され、そのままゲームエンドもあり得ます。よしんばターンが返ってきても、大型ブルーアイズを使うのにリソースを使い切っており、何もできずにターンエンドなんてのはよくある話です。

 これらの弱みをどうカバーするか、もしくは、強みを伸ばして、ワンキルを狙うのかについては次回以降のデッキ考察の際に検討していきます。

 

4、目標について

 デッキを考察するに際して、ここは触れておく必要があるでしょう。大会環境なのか、フリー用なのか、マスターデュエルなのか、リンクスなのか、多様な対戦環境が整備された中で、今回はコロナ禍で注目されているリモートデュエル(ディスコードのOCG公式ルーム)をメインフィールドにします。四六時中デュエルを申し込める人がいる+様々なデッキが群雄割拠しているこの場所において青眼デッキの試行錯誤を行いたいと思います。

 

5、終わりに

 最後まで読んでいただきありがとうございました。今回は第0回ということで、ふんわりと着地しましたが、次回より実際のデッキレシピを掲載し、その戦績についても触れていきます。実際に使って対戦を挟む都合上、次回投稿がいつになるか分かりませんが、気長にお待ちください。